病気の彼女─先生と恋─


「.........愛ちゃん...。」

「あたし....白血病なんだよ?
....手術だって...成功する確率も低いし・・。
そんなあたしといて、龍也が幸せなはずなんかないっっっ!!!!!」

「あたしは、龍也が幸せになってくれれば
それでいーのっっ!!
だから.....だから..........っきゃぁ」



龍也があたしを抱きしめた。



「ぃやっ!離してよ....。」

「幸せになれるわけねぇーだろっ!!
お前が.....愛実がいねぇなんて考えらんねぇ
からっ!!」

「・・・・・・・・」

「龍也さん...だったわよね?」

「はい。」

「愛ちゃんを、よろしくお願いします...。」

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