スキ、やき
*1*
「圭(ケイ)ちゃ……も…無、理…」
「もっと声聞かせてや?莉奈」
キシッとベッドが軋む音がする。
静かな莉奈の部屋では、時計の音と莉奈の消えそうな喘ぎ声しか聞こえない。
「もっと…もっと……感じた、い」
さっきは無理だと言ってたくせに。
そんなこと言われると、止めたくなくなるじゃん。
「どっしよかな~」
「圭ちゃ……もイこ……」
そして、僕と莉奈は一つになった。