スキ、やき
『そんなん幼馴染みながやき、昔から寝ようやん。なんで今更?』
「普通に寝るがやない。…こういうこと、したいが」
そう言って、また強引に唇を重ねてくる。
今度はさっきよりも長く、深いキス。
『…っ。わかった。でもどこで寝るん?場所がないけん、無理やろ』
「今日、圭が帰ってきたけんお母さん、ここに来るが。あたしん家誰も居らんけん、そこに行こう」
『ミズの妹は?』
「圭ん家の夢ちゃんとここにお泊まりするって。だから、誰も居らんが」
ここまで必死になって言われたら、僕にはどうもできん。
とりあえず、適当に返事しちょけばええやろ。