last
ヒデはそれ以上は食いついてこない。

奈々は自分がヒデのオモチャにされるのをはっきり嫌だと感じた。


日曜日。

待ち合わせの映画館前。
奈々はドキドキしながら待っていた。

日差しが眩しい。

肩をたたかれた。

振り返ると、あきらくんがいた。

白いシャツにジーンズ。
さわやかな格好だった。身長は奈々より高くて見上げてしまった。

奈々は自分の顔が赤くなるのを感じた。

あきら「お待たせ。はじめまして!!」

奈々「……は、はじめまして!!」

あきら「なんか緊張するね。メールとかは毎日してたのにねw」

奈々「そうだねwなんか照れちゃうね」

あきら「映画見に行こうか」

奈々「うん。」


映画では何の内容か分からないくらいに緊張してしまっていた。

奈々(この気持ちは何だろう。なんでこんなに緊張しちゃうのかな。)


映画が終わり2人は出てきた。
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