あわない目線
「教室まで戻らせちゃってごめんね。」
「大丈夫だよ。」
こんなことで
喜んでくれるなら
あなたの目に写れるなら
どんなことでもできるよ。
「ねぇ、もし良かっらさ――――――。」
やっぱり、あたし幸せすぎる。あなたを見てきて良かった。
でも、あなたには敵わないや。あなたも見てたなんて気づかなかった。
それを言ったらあなたは
「お前は見すぎだ。バレバレだったし、俺が見ても気づかない鈍感だったんだな」
ねぇ?
あたしあなたの目に写れて良かった。
あうことのなかった目線が
交わった時に至福の時間が訪れる。
‐‐end‐‐