恋愛仮面

「ちょっと七恵（ﾅﾅｴ）!!聞いてくれない?」
「どうしたどうした。そんな怒っちゃって。」
「質問なんだけど、七恵って名前は知ってるけどそこまで知ってる人じゃなくてね、その人にいきなりキス…されたらどうする!?」
「あ～ぶん殴るね。」

ひっ…怖い…
七恵は小さいころからの幼馴染で
私が高校でやっていけるか心配で
高校は同じとこに進学した
やさしい反面余計なお世話でもある。

「当たり前じゃないそんな安易に奪われてたまんないわ」
「でっ、ですよね～」
「何?されたの?」
うおっバレちゃう!!どうしよう対処法…
「マンガでそんなシチュエーションがあって、質問的な…感じ??」
「ふ～ん。まぁまおには無理よ。」
「なっ…何ですと!?」

「まお　は　まお　らしくチェリーでいいんじゃない?」

何ですかそれ!!すっごい嫌味ったらしい!!
でもそんなの七恵の性格でもある。
嫌いとは受け止めない

「余計な御世話だよ～全く。」
「あれ?嫌がらないの??」
何か突然の質問にビックリした
「え、だって七恵あるあるだし…
　もしかしてマジの方なの!?
　だとしたらヒドイ!!!」
「いやいやいや。冗談だけど…」
え、何?私何かマズイ事言った??

「美結ちゃんに最近素っ気なくない?」
あ。すっかり忘れてた。でも今の話で美結は関係なくない??
「何で美結が関係あるの?」
「いや、美結ちゃん最近ひどく落ち込んでてね
　まおと仲が良かったからケンカしてんのかなって。」
まぁ私の一方的なケンカだったたけど、
あれは美結が悪いよ。
おかげであの田鹿君との関係もそこそこだし

「私も少しまおの事分かるわ。あの子結構自己中よね」
「そう!!そうなの!!だから嫌いなの!
　あの自分中心で物事を動かすの嫌いなの」
私がペラペラと悪口をこれでもかっ!ってぐらい出した。吐き出した
すると七恵が言う。