記憶喪失な彼氏とおちゃめな彼女
第六章*事件

「白崎美奈です。よろしくお願いします。」

白崎…美奈…
どっかで聞いた事のある名前…
ま、いいか!

「ま、仲良くしてやってくれ!!」

ブーンブーンブーンブーン…

「それじゃあ今から旅館に案内するからな」

タッタッタッタッ…

「ここだ。」
「「大きい♪」」

テンションがあがりすぎて、美希と声が揃ってしまった。

「旅館の部屋割りはこのとおりにしろよ」
「成美!!あたしと一緒だよ」
「本当!!やった~」
「あっあの。あたしも…」
「美奈ちゃん?だっけ?」
「あっうん。よろしくね。成美ちゃん♪美希ちゃん♪」
「「うん」」

「よいしょー」
「ああー。疲れたね」
「あのさ。疲れたなら温泉に入ってくるといいよ」
「美奈ちゃんは?入らないの?」
「あたしは後ででいいよ」
「じゃあ、先に入ろう?成美」
「うん。いいよ」
「ゆっくりでいいからね」
「「はーい」」
「…」


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