秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*
…まあ結局、りんりんバリの勢いが計四人。
リジュ、メイリー、ハディ、(なぜか半泣きの)アッシュ。
…に、ものすごいこと問い質された。
しかもなぜか、主にあたし。
かっくんでもよくない!? まとめてかかってこられても…。しょおとくたいしじゃないんだからさ。
『てことはじゃあ初エッ…ぎゃっ』
おわお。
かっくんはっや!
動きがはっや!
『な、何するのよカエデー!』
鼻息荒くふんがふんがと詰め寄ってきたリジュをばふんと止めたのはかっくんだった。
しかもなんか…。
『え"…。ご、ごめんなさい…』
なんか目がこええぇぇ!!
あのリジュが怯むくらいこええぇぇ!!
『は!? まさか…え、まだなの?』
しかもそこでなぜか、蚊帳の外だったシュンまでもがぴくっと反応した。
『どいつもこいつもなんで“それ”ばっか持ってくる』
イラッとした表情でこめかみを抑えるかっくんに、今度はメイリーがにまにましながら言った。
『あっら~❤だってそういうお年頃ですもの❤人の“それ”が気になってしょうがないのよっ』
『ヘンタイか』
『失礼!! 華の乙女にすっげぇ失礼!!』
め、メイリー…。
ほんとにりんりんに見えてきた。