秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*
―――……
『てなわけでただいま』
『……』
『……』
…はい、しーん。
明日帰る宣言から丸一日。
あたしとかっくんは、本当にウィーンに舞い戻っていた。
学校にひょっこり現れたあたし達を見て、メイリー達はぽかんと立ちすくんだ。
『ま……マヒロ…?』
『うん。なあに?』
『なあにじゃねーわよ!! え!? ちょっ、どっから突っ込めばいいのっ?』
うん、とりあえず落ち着けばいいんじゃないかな。
おろおろして歩き回ることないと思うよリジュ。
『お前さー…悪い言い方すりゃ、本当常識外れだよな』
『ホントに悪い! 父様じゃないんだからそれはないでしょっ』
「…似たようなもん…」
なんか言ったかねかっくん。
今ぼそっとなにか、呟かなかったかね。
『マッヒロ~~!! 会いたかった、よ~~~んっっ』
『げっ。アッシュ』
―ごすうっ
え"…。
は、ハディ…メイリー…リジュ…。
『アンタはマヒロに近寄らない』
…さ、三人こえー…。