秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*
ある意味で嫌な予感は、まんま当たった。
『私の未来の息子へ。未来のパパより』
「なん……」
…なんだよ一体。
親父さんまたなんか始めたのか?
「? なに未来の…息子? パパ? ……あらっもしかしてまおちゃんのお父様? やっだぁどうしましょ!」
どうもする必要はないのだが……なぜか赤面して慌てだしたお袋。
とりあえず見なかったことにして、馬鹿でかいそれに手をかけた。
「……」
いやいや。
これどうしろと?
でかすぎて手の付けようがない……ので。
―べりっ
「か、かえくん」
…とりあえず破っちまおう。
というわけで、包みを片っ端から破り捨て…ようやく中身が見えてきた。
「…?」
―ぽんっ
「!」
『はっぴばーすでーとぅーゆー、はっぴばーすでーでぃーあ私の未来の息子ー。はっぴばーすでーとぅーゆー』
「……」
……。