秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*
んー。強いて言うならどっちも……っておいおい。
だからあたしの心の呟き盗み聞きするのやめようか、シュン。
「…?」
かっくんは、日本語が出てきたことに驚いてるみたい。
僅かに…ほんっとうに僅かに首を傾ける。
……かっっっっくいい!!❤❤
「んふ…❤しゅきっ」
むっぎゅう~っと抱きついてみると、よしよしと頭を撫でられた。
はあ…❤
今人生でいっちばん幸せかもっ。
ケインじゃないけど、今なら死んでも気付かないかも(死んだことに)。
…あ、ちょっと違うか。
『ちょっとちょっと昇天してないでさ』
『そうだよーマヒロ』
『えっ…? なにが…?❤』
ああーそかそか。
んっとねー。
「……はっっ!?」
いやいや待って?
ちょっ、あたし今気づいたよ。
今さらかもしんないけど気付いたよ?
「かっくんてばなんでいるの?」
「……最初に聞け。それを」
いや…うん。
だってさ? 嬉しすぎてそんなこと頭にないよ。
「?」