秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*
実行された父の企み
―――……
うちに帰ってからというもの、梨音すらも近寄らせない勢いであたしはかっくんにべったりだった。
「…❤」
「…大丈夫かお前」
えっ…? なにが…?❤
「それで? なんでこんなとこにいるの?」
メロメロになりながらも気になるので聞いてみた。
「あー…」
思い出したように喋り出したかっくん。
その内容に、あたしはもう鼻血をふきそうだった。
「えーっっっ❤❤❤えーっえーっえーっ❤ほんと!?」
「ホントだから落ち着け」
え、ちょっとうそでしょ?
誰かうそって言って!
…あ、言っちゃダメだって。なに考えてんのうそじゃ困るし!
えーっほんとに!?
「きゃ~~~っやったあ! かっくんもう愛してるっっ!!」
あたし!
なんかもう死なない気がするッ。
…かっくんが言ったのは、こうだった。