恋愛のルール
そう言えば隣の人桐島って言ってたけど・・・
「下の名前何て言うんだろう。」
「律佳」
「へえー律佳って言うんだぁ。いい名・・・」
あれ?私声に出てる!?
「あっすいません。心の声が漏れてしまって・・・」
そう言って彼をチラッと見たつもりがバッチり目が合ってしまい私は恥ずかしくなって下を向いた。
すると隣からクスッと笑い声が聞こえた。
私は無性にドキッとしてしまう。
一回彼の目を見るとその瞳に吸い込まれそうになるんだ。
まさかこの出会いが私の運命を動かしてゆくとは誰も思う訳がなく。