ねぇ、好きって言ってよ。





「誰?」

「…………」

「もしもーし!」

「……です。」

「えっ!?」

「…矢崎です。」

「えっ!?矢崎君?」

何で矢崎君が電話?
声が1オクターブ高くなる。

「うん。あのさぁ…」

「な、何?」

好きな人と喋るだけでさ
こんなドキドキするもん?
もう心臓飛び出ちゃいそうだよ。

「今日泣いてたの…俺のせい?」

こんな私気にかけて
くれてたんだぁ。
優しいなぁ。矢崎君。

「違うよ!心配ありがとね♪」

ほんとはそうだけどね(笑)

「そっか…」

「うん!!」

「でさぁ…」


私達はこの後1時間ぐらい喋った。
矢崎君結構Sなんだよ。
ちょっとは矢崎君の事知れたし!

この電話が私達の距離を
縮めたきっかけ。





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