理想の彼氏の作り方♥
「どうしたの?
そんなに慌てて。」
「いや、何でもないよ。
なんか恥ずかしいとこ
見られちゃったなって思って。」
「ペアルックの帽子なんかしちゃって、
ラブラブで羨ましいー。」
帽子忘れてた・・・・
でもまぁ気付かれなくてよかった
「まぁね・・・。」
「美乃後ろに隠してるの何?
それってもしかして
あのアニメのやつじゃない?」
後ろにあるポスターを
指さしながら言った
「弟が見てるから分かるんだよねー。」
「あ、うん。そうだよ。
これは主人公が敵を
倒す時に使うんだけど、
その使い方が「そうなの!!
私の弟も見てるから、
お土産にって買ったんだよね。
だよね???」
「う、うん。」
危なかった・・・
アニメの話し出したら止まらないし
「緒方君って優しいんだね。」
「そうだよ、
私言ってたじゃん。」
「で今日は何の映画を?」
「えっとねー、
「愛についてだよ」
「そんな映画やってる?」
「うん?宣伝あんまりしてないから。
あっ早く行かないと遅れちゃう。」
「あ、ホントだ。」
「じゃーねー。」
「バイバイ。」