メイドな私とハプニング!
いや…思うだけでばれてるのかもしれないけど。
とりあえず、私は店長に用件だけを伝え、店を抜け出して東城君について行った。
「…白河さんだよね。」
「…はい。」
んもー、なんでばれてるの!なんて心の中で叫びながら、表情を崩さない東城君を怖いな、なんて思ってしまう余裕もある。
「東城君だよね。なんでここにいるの?」
「あれ、白河さん知らなかったの?ここの店、東城ビル…つまりうちの父さんのもtものなんだよー」
…知らなかった。そんな店で働いてたなんて、もうもろばれも良いところじゃないの。
「知らなかったって顔してるね。それもそうか…誰にも言ってないんだから。」
「じゃあ知るわけないじゃない!」
ふと思ったけど…東城君、学校の時と雰囲気が違うっていうか…なんだか口調が違うっていうか…なんか変わった気がする。
いきなり人ってそんなに変わるものなのかな?