メイドな私とハプニング!

「ってゆーかね、私の耳元で話すのやめてよっ!恥ずかしいから!」


多分私の顔は真っ赤。いや、もう見なくても分かる。


「ん、やだよー。真っ赤な結弦をみるのが楽しいんだから。」


んなっ。ドSかっ!俺様なドSとかもう絶対いや!!


「彼女なんて絶対いや!いくら東城君の頼みだって絶対無理!それに…」


「それに?」


「私…付き合った経験とかないし…。」



そう私の年齢=彼氏いない歴になる。告白とかもされたことないし…。結局もてないんだよね。


「えぇ?!そうなんだ…。そっか、良いじゃん俺が彼氏1号ってことで☆」


いやだ!絶対いやだ!!


「好きでもない人と付き合えませんから!失礼します!!」












「ふーん、告白ならたくさんされてるはずなんだけどな…。気づいてないのかな。」


私はそんな東城君の怪しい笑みとともに発せられる言葉には気がつかなかったけど…。



彼氏なんて絶対に無理っ!!だって、そんな恥ずかしいし。男子と話すのだって一苦労してるのにっ。


けど…まず、私を相手にしてくれたことがうれしかったな。樹奈以外、話す人がいないから。
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