メイドな私とハプニング!
メイドな私と彼氏候補



ピピピピピピピピピピピ!


「んなー、もううるさいなぁ…。なんだよー…。ってえぇ?!もう7時?!間に合わないっ!」


どうしよー…あのまま考え事してて昨日寝ちゃったみたい…。7時30分には出ないと間に合わないのに…。


あー、もう制服のまま寝ちゃったからしわしわになっちゃってるし…。


うっわぁ…髪の毛濡れたまま寝たから寝癖すっごい…。


巻いていこう…。ってか、巻くのが久しぶり過ぎてどうやってやるのかも若干忘れちゃってるんだけど。



「お兄ちゃんー、ご飯ある?」


1階に下りるとお兄ちゃんの代わりにお姉ちゃんがご飯を作っていた。

「あぁ…裕なら大学に行ったわ。ほら、ご飯つくんの代わって、結弦。私に作らせたらどうなるのか分かるでしょ?」



「えぇ、ちょっと時間ないから自分のしか作れないよ!」



そう言ってフライパンを握って目玉焼きを作り始める。あぁ、本当に時間がない!!
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