メイドな私とハプニング!
もきゅもきゅ。朝ごはんを急いで口に含む。うわ、のどに詰まりそう。
「お姉ちゃん、髪ってどうやって巻くんだっけ!?」
「ほら、アタシがやってあげるから。その代わり…アタシのご飯作ってよね。」
ちっ、しょうがないなぁ…。そう思って、お姉ちゃんの分のトーストと目玉焼きを作っていく。
「ほんと、アタシと結弦って似てないわよね。家事の出来だって、顔の作りもかな。あんたはかわいい系、アタシは綺麗系だから。」
それを自分で言っちゃうお姉ちゃんってすごいと思う。確かにお姉ちゃんは綺麗だと思うけど…自分で言っちゃったら台無しだと思う。
「あんた、学校でもモテるでしょ?この前、みたわよ。告白されてるの。」
ん?告白?されてないけどなぁ…。
「されてない?されてないねぇ…。付き合ってください!って言われてたじゃない。」
声真似までして言ってくれるお姉ちゃん。けど、あれは。。。
「あれは、買い物とか用事に付き合って、ってゆー意味でしょ?」