らぶ★ちゅー
今日を境にまたあたし達は、共に歩きはじめる。
せっかくの機会だから、少し、変わってみようかな。
あたしは千葉くんの顔をじっと見た。
「・・・なに」
悠星、悠星。
悠星・・・。
・・・は、ず、か、し、い。
「言いたいことあんなら、とっとと言えよ?」
目の前の千葉くんは楽しそうにあたしを見下ろしている。
「・・・~!!」
あたしを見て心の底から楽しんでる、この人。
「・・・ゆ・・・・・・」
「ん?なんて言った?」
「ゆ、う・・・」
「もっとでかい声じゃなきゃ聞こえねぇよ」
千葉くんはあたしの耳元でそう囁く。
意地悪!
意地悪、意地悪!