君との愛は無限大∞
それからすぐ先生が来て、終業式のために体育館へ移動した。
人口密度が高く、暑苦しい体育館。
時計の針が10時を指したところで、終業式が始まった。
相変わらず校長の話は長い。
…長い。
………長い。
なっが―――い!!!
真面目に聞いてる人なんて、ごくわずかだと思う。
いや、もしかしたらいないかもしれない。
あたしが見る限り、みんな近くの人と話をしたり、携帯をいじったり…。
中には、立ったまま寝てる人もいた。
校長はそんな生徒を気にせず、どんどん話続ける。
暑いんだから手短に済ませてよね〜。
あたしも話を聞かずに、明日の遊園地のことを考えていた。
服は何を着ていこうか。
カメラは充電してあったっけ?
翔くんの友達が怖い人だったらどうしよう………。
↑これ1番重要!