君との愛は無限大∞




教室に戻ってからは10分程度のショートホームルームをして、あたしのクラスは解散した。



明日からは待ちに待った夏休みっ!
楽しむぞ〜っ!!!



「あ〜疲れたっ!梨沙帰ろ」

紗季は伸びをしながら声をかけてきた。

でもあたしはまだ帰らないつもり。
明日の作戦を練らなきゃ!


「紗季ごめんっ!あたしちょっと残るから先に帰ってて?」

あたしは両手を合わせながら謝った。

「え〜なんでなんで?」

なんでって言われても…
紗季にはまだ秘密!

「考え事したいのっ」

「梨沙が考え事だなんて、めずらしいね?んじゃばいばーいっ!!」

失礼なっ!
あたしだって考え事くらいするもんね!!

って言いたかったけど、今日は止めておこう…。

「気を付けてねっ」


あたしは紗季に笑顔で手を降った。




< 14 / 35 >

この作品をシェア

pagetop