君との愛は無限大∞
教室に戻ってからは10分程度のショートホームルームをして、あたしのクラスは解散した。
明日からは待ちに待った夏休みっ!
楽しむぞ〜っ!!!
「あ〜疲れたっ!梨沙帰ろ」
紗季は伸びをしながら声をかけてきた。
でもあたしはまだ帰らないつもり。
明日の作戦を練らなきゃ!
「紗季ごめんっ!あたしちょっと残るから先に帰ってて?」
あたしは両手を合わせながら謝った。
「え〜なんでなんで?」
なんでって言われても…
紗季にはまだ秘密!
「考え事したいのっ」
「梨沙が考え事だなんて、めずらしいね?んじゃばいばーいっ!!」
失礼なっ!
あたしだって考え事くらいするもんね!!
って言いたかったけど、今日は止めておこう…。
「気を付けてねっ」
あたしは紗季に笑顔で手を降った。