君との愛は無限大∞
再会
整った顔。
少し長い黒髪。
長身でスラッとした体。
そして、大きな二重の目。
男を真っ直ぐ見ているこの目に、吸い込まれそうになった。
「何やってんのって聞いてんだけど」
低く、落ち着いた声だった。
黒髪の男はそう言って、茶髪の男の肩に手を置いた。
「あ?触ってんじゃねーよ!誰だてめえ」
茶髪は手を払いのけた。
でも、黒髪の男はとにかく冷静沈着。
「それ聞いてどーすんの?つかこっちが先に何やってんのか聞いてんだけど」
「なんでもいいだろ?てめえには関係ねえ」
「関係なくねえよ。その子嫌がってんじゃん」
「いちいちうぜぇんだよ!ひっこんでろ」
黒髪と茶髪がやり取りをしているところに、金髪が割って入った。右手にはグーの拳。それを黒髪の顔をめがけて振りかざした。
殴られちゃう!
あたしはぎゅっと目を瞑った