君との愛は無限大∞
「ただいま〜」
「おかえり!遅かったね?」
あたしが家につくと、お姉ちゃんが出迎えてくれた。
「うん…。ちょっとね」
「何かあった?」ってお姉ちゃんが聞いてきたけど、
あたしは返事をせずに自分の部屋に入った。
鞄を机の上において、ベッドに身を投げる。
思い出すのは……
さっきの光景。
あのままレイプされるのかと思ったけど、黒髪の男が助けてくれたお陰で、あたしは無事だった。
こんな見ず知らずのあたしなんかを助けてくれた。
いい人だなあ…。
あ、名前!
聞いておけばよかった。
あんまりにも突然すぎて、あたしは肝心なことを忘れていた。
また、会いたいな……。
そんなことを考えていると、あたしは睡魔に襲われた。
寝ている間に、夢を見た。