君との愛は無限大∞
「紗季のがめちゃくちゃ可愛いし!!!」
と、あたしも紗季にそう言い返した。
だって、今流行りの花柄ヒラミニスカートだよ?
しかも超似合ってるし!
いつもはおろしているセミロングの髪も、今日はポニーテールをしていて、夏の女の子って感じ。
紗季と翔くん、ほんとお似合いだな。
あたしも、いつか紗季と翔くんみたいなカップルになりたいっ!!
なんてね。
紗季に憧れているのは内緒にしておこう。
だってこの子、すぐ調子に乗るから。(←失礼)
てか、紗季ほんと可愛い!あたしが紗季の彼氏になりたいし。
って!!!
あたしは変態かって(笑)
アブナイ、アブナイ……。
「梨沙ちゃん、そろそろ紗季から離れてくれるかな?紗季は俺のだからねっ」
その台詞を笑顔で言う翔くんは、やっぱりかっこよくて。
ていうか、あたしは、紗季と抱き合ってたのすっかり忘れていて、翔くんに言われて気づいた。(←おいっ!!)
「ごめんなさいっ」
あたしも笑顔でいった。
紗季はちょっとだけ照れてるみたい。
翔くん、そうとう紗季のことが好きなんだね。ま、紗季も負けないくらい翔くんのことが好きだけど。
2人を見てると、ますます羨ましいっ!!!
そしてあたしは、あることを思い出した。
「ところで紗季、もう1人の方は??」