君との愛は無限大∞
教室に入ってあたしたちは自分の席に着いた。
あたしの席は窓側の後ろから2番目。
紗季の席は窓側の1番後ろ。つまりあたしの後ろの席。
出席番号があいうえお順だから、あたしと紗季は前後ってわけ。
だって松木と三浦だもん!
だからあたしたちは、仲良くなったのかも。
それに、この学校には席替えがないから、あたしと紗季は1年間前後のままなんだ。
紗季が後ろの席で良かったって思う。
紗季だいすきだあああ!
あたしは後ろを向いて紗季と夏休みの話をしていた。
「ねえ梨沙っ!明日遊ばない?」
待ってました
紗季たんからのお誘いっ!
「いいよ〜!」
あたしは笑顔で返事した。