僕の世界は一日限り【BL】
「こんにちは」
「こんにちは。光平?」
制服を着ている少年に聞いた。
妹は女子校だし滅多に家に人を呼ばない。
だから、彼が
花塚 光平で間違いないだろう。
違ってたらごめんなさい。
「はい、光平です」
そう、彼は嬉しそうに笑った。
その笑顔になんだか俺まで嬉しくなる。
なんだ、これ。
「茶あ、飲む?」
「いただきます」
部屋に通して、茶を淹れにいく。
中身はもちろん緑茶。
俺が好きだから。
入れ物は、マグカップだ。