僕の世界は一日限り【BL】
「ほい、どうぞー」
「ありがとうございます」
それから、とりとめもなく
色んなことを話した。
彼は、自分の事を色々教えてもくれた。
俺が忘れてた、どうして出会ったのかも、
ちゃんと全部教えてくれた。
そんな事してたのか、俺。
何でそれ、メモってなかった、俺。
「ゴメンな」
「別にいいですよ」
笑って、返してくれる。
でも今度は、なんか悲しそうだ。
そりゃそうだろう。
忘れられてるんだから。
……ごめんな。