僕の世界は一日限り【BL】
光平を途中まで送り、
コンビニに寄って、ノートを一冊買った。
今日から日記を始めよう。
昔、まだこんな風になったばかりの頃。
日記を書こうとした事があった。
でも三日坊主。
憶えてないのに、
体はしっかりと記憶していた。
俺は、こういう事が苦手な事を。
すごいな、体の記憶!
……褒められる事じゃないけど。
小学校の夏休みの日記とか
それはもう酷い。
毎日『楽しかったです』ばっかりだ。
いや、本当に楽しかったんだろうけど。
あまりにもあまりもなそんな日記だけど、
俺が事故にあってからは許されている。
それだけは、得かなーって思う。
でも今度はちゃんと書こう。
忘れても、思い出せるように。