僕の世界は一日限り【BL】
……なんか、ひたすら喜んでいる。
昨日の俺気持ち悪い!
きっと、ニタニタしながら
書いていたことだろう。
その顔が誰にも見られていない事を祈る。
妹も、兄ちゃんも、父さんも母さんも、
誰にもどうか見られていませんように!
トントン。
「どうぞー」
ノックに答えると、
入ってきたのは妹だった。
「あれ、どっか出かけんの?」
いつもTシャツにジーパン。
それにパーカー羽織るぐらいな俺が、
珍しく二枚以上のトップスを着ているから
何やら感づいたんだろう。
あ、今日もちょっと肌寒いから
パーカーは着ていこう。
「おうよ。どう、この格好。
俺カッコイイ?かっこよくね?」
「キモイ。その言動がキモイ。
いつからそんなナルシーになったのよ」
さすが肉親。
厳しい評価だ。
っていうか二回もキモイって言われた!