僕の世界は一日限り【BL】
「早っ!」
思わずそう言うと、
光平も俺に気がついたようだ。
意外と近く。というより
もう本当にすぐそばに居たんだけど、
お互いにまだだろうなーと思ってたのか、
すぐには気がつかなかった。
「アンタも早すぎませんか」
「いやいや、俺の方が遅かっただろ」
「あんまり変わりませんよ。
おれだって今来たばっかりですから」
まあ、そうだろうな。
だってまだ25分前だ。
「とりあえずどこか行くか?」
「どこか行きたい所ありますか?」
「特に無いな」