僕の世界は一日限り【BL】
「それでさ、友だち来たら
なるべく写真とメモ見てから
茶入れてたら、何かソイツの時だけ
確実に見てからになってたよ。
文句言われないように
気をつけてるんかな?
ちょっとは顔憶えてんのか?」
……でも最近いつ会ったのかすら
今思い出せないけどな!
後半はひとりごとになってしまった。
「じゃあ、毎日会ってたら
おれの事も憶えてくれますかね?」
そんな事を言ってきた。
なんていうか、
「……お前可愛いな」
何だか目の前の生物が
とても愛らしく思えてきた。
なんでだろ。
普段、若干反抗期気味の
妹と接してるからだろうか。
素直でいいな。
光平は俺の言葉に真っ赤になりながらも、
どうにか平常心を保とうとしているようだ