僕の世界は一日限り【BL】
3
「結局ハンバーガーか」
「アンタが自分で決めたんでしょうが」
ぐだぐだ歩きながら、
結局手近なファーストフード店に入った。
……予想以上に光平が不機嫌だ。
そんなに行きたかったのか。
仕方ない、今度連れて行ってやろう。
携帯にちゃんとメモしとこう。
「食べながら何書いてんですか?」
彼は俺の動きを気にしつつ、
ハンバーガーに喰らいついている。
「……しょうがないから、
今度連れてってやるよーってメモ」
本人にそのまま言っていいのか
わかんないけど、
すでに機嫌を直して笑顔で口をもぐもぐと
動かしているから、よかったんだろう。
本当に素直でいい奴だ。
あ、ポテトの油が携帯についた。