僕の世界は一日限り【BL】
外側にシールを貼ってもらって
そのままの状態で持っていたので、
当然、袋は無い。
他の物と一緒の袋に入れるにしても、
袋が小さすぎて無理だ。
入りきらない。
……どうしよう。
手で持つにしても、結構辛いものがある。
なんせバラで6個だ。
しかも他に荷物もある。
「よければ手伝いますよ」
悩んでいると、彼がティッシュの箱を
自分の腕に積み上げ、立ち上がった。
「話聞いてもらった御礼に、
荷物持ちします」
「……頼むよ」
なんだか、バツが悪い。
そんな俺を笑いながら、
彼は俺の後ろを歩いている。
まあ、元気そうでなによりです。