僕の世界は一日限り【BL】
「コイツ起きるの遅くて、ごめんねー?
結構待ってたよなー」
結局兄ちゃん作のヤキソバを食べつつ、
何故か3人で会話をしている。
っていうか約束10時だし。
兄ちゃんも、光平が家の前で
待ってたのを何故か知っていた。
「新聞取りに行ったら、
人が立ってたからさー」
声かけちゃった。と言った。
だったら俺を起こしてくれよ!
家の兄妹はどうも何かがおかしい。
「友彦さん、お兄さんと似てますね」
「いやいや、似てないだろう?」
むしろ妹との方が、小さい頃
よく、そっくりねーと言われた。
「性格が似てますよ。
ちょっとずれてる所とか」
「それは、よく言われるな。
家の家族全員よく言われる」
俺の代わりに、兄ちゃんが答えた。
……そうなのか。