僕の世界は一日限り【BL】

一緒に居るのが、とても楽しいけれど、
時々彼が記憶の事で謝ってくるのが
おれはとても嫌だった。

本人は気付いていないんだろうけれど、
軽いノリで言うそれは、
主に作り笑いが付随される。

その笑い方が、下手だ。

よくもまあそんな顔で
笑ってると思えるものだと逆に感心する。



ドリンクを渡された時や、
名前を聞いてきた時。
ちょっとはにかんだように笑う、
その笑顔は好きだけれど、
謝る時の顔は、見ていたくない。

……そもそも、謝られる理由が無い。
謝らなくていいのに。


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