僕の世界は一日限り【BL】
エピローグ
【エピローグ:次の日】
「……大丈夫か?」
「まあ、なんとか……」
約束通り、今日も家に来た光平は、
かなり眠そうに、欠伸を噛殺している。
原因は、俺が昨夜、
電話を切らせなかったからだ。
正直、悪かったと思ってる。
俺も朝は眠かったけれど、
バイトの時間までずっと寝ていたから
普通に起きていられる程度には元気だ。
しかし、眠くても笑ってられる彼を、
すごいと思う。
俺は、眠くなると投げやりになったり
機嫌がちょっと悪かったりするらしい。
昨日も、きっと寝起きで
ちょっと精神が不安定だったんだろう。
きっとそうだ!
「カフェイン取ってますし、大丈夫です」
そう笑いながら言って、緑茶を呷った。
が、直後からすでにうとうとしている。
「ちょっと寝れば?」
「いえ、大丈夫ですから」
そうは言っても、顔色が悪い。