僕の世界は一日限り【BL】






「……マジで寝そうなんで
 なんか話してくださいよ」

「いや、眠かったら寝ていいから。
 ここベッドの上だし、寝放題じゃん」


それでも、彼は睡魔に抗っている。
俺じゃないんだし、寝ちゃえばいいのに。





「何で寝たくないの?」

「だって、勿体無いじゃないですか」


「何が」

「折角、一緒に過ごしてるんですから」


思わず、笑ってしまう。
だって、

「そんなの、今じゃなくたっていいだろ?
 時間なんていくらでもあるんだし」

「まあ、そうですけれども……」


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