僕の世界は一日限り【BL】

折れてくれそうだけれど、
横になるのは拒否されたので、
彼の肩を引いて俺に寄りかからせてみる。


「10分でも寝ればスッキリするからさ、
 ちょっと目、閉じるだけでも……
 
 おお……」


ふと手を外してみると、
彼はすでに、寝ていた。

どんだけ眠かったんだ。

危ないので、
持っていたマグカップは取り上げた。


どうせならちゃんと寝かせたいし、
ずっと動かないでいるのも辛いけど、
多分動いたら起きちゃうだろうな……。

とりあえずもう少しこのままでいよう。

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