僕の世界は一日限り【BL】



「あ、」

何かコイツ、笑ってる。
よく笑う奴だけど、夢の中でも笑うのか。

そして寝言で、俺の名前を呼んだ。


……一体、どんな夢を見てるんだか。
そんなに嬉しそうな顔をするなんて。






……そろそろ疲れてきた。
いい加減、動いてもいいだろうか。


それで、彼が目を覚ましたら。

今度は俺が、
笑っておはようと言ってやろう。




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