君へ。




『…っ……』




苦しい……。





ズキンズキンと心臓が痛い。


呼吸でさえするのがやっと。

















彼女……?



仲良さそうだった





今ではもう見えない光景を思い出す。






目頭が熱くなって来た。



『………っ』


胸の奥から重い物が込み上げて来る感覚。





アタシはきびすを返し出口に走った。
< 156 / 216 >

この作品をシェア

pagetop