君へ。
ある日の土曜日。



家でごろごろしているとケータイが鳴った。







“ゆうちゃん”





『ゆうちゃんだ!』


アタシはすぐに通話ボタンを押す。





『ハイハイ?』



《あっ!こころ!?》



『なしたの?ゆうちゅん』



《こころ!大変!!》



ゆうちゃんは酷く慌てた様子で大声を出している。



『だぁからどうしたん?落ち着いて!』



《あんね?……こころ》




ゆうちゃんはふうっと息を吐いてからゆっくりと、でもとんでもないことを口にした。




































《木田クンが事故にあった》

















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