君へ。
仕事終わりにゆうちゃんと病院へ向かう。


一応手土産にフルーツの盛り合わせを持って。



かごの中で色とりどりの果物は甘い香をはなっている。

正直自分で食べてしまいたかった。




病院に着いてフルーツを抱えながら病室に向かう。

ゆうちゃんがココだ!と立ち止まった。


コンコン、とゆっくりノックをすると中から返事が返って来た。




ゆっくりドアを開けると


「おぉー!久しぶりー」
木田クンはベットの背を起こしてそれにもたれて座っていた。


そして窓の方にもう一人…


「あら!お友達?」

少し背が低めの優しい笑顔をした女の人が立っていた。
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