君へ。
ビクッと少しだけ反応するアタシ。
振り返るとゆうちゃんが心配そうな悲しそうな目でアタシを見てた。

そんなゆうちゃんにアタシは元気良く、
『何言ってん!あれから結構たってるんで!?あいつの事はもうこれっぽっちも想っとらん!』


ニカッと笑いながら話すアタシに安心したのか、ゆうちゃんは優しく笑った。



「ほんならえぇけどね!こころ!このあと買い物行こうや♪」

笑いながら話すゆうちゃんにアタシも笑って返す。


『あっ!それアタシも考えとった!さっすがゆうちゃんやね♪』



やっぱりゆうちゃんには笑ってて欲しい。ゆうちゃんは凄く心配性やから、いつもアタシの異変にすぐ気付く。アタシはゆうちゃん大好きやから心配させたくない。


やから、高校の時アタシの異変に1番に気付いたゆうちゃんには、アタシの過去を話した。
アタシの初恋を…。
< 5 / 216 >

この作品をシェア

pagetop