君へ。
電話を切った後のアタシはスッキリしている。


そうやんな、好きなら仕方ない事だ。むしろこのくらいの気持ちじゃないと恋愛してらんないよ。

恋は無い物ねだり。
ホントそうだな(笑)

なかなか掴めないから追い掛けたくなるんだ。

アタシはその夜木田クンの夢を見た。

木田クンはずっと笑ってた。

アタシを見て笑ってる。

アタシも笑って木田クンを見上げる。


凄く幸せだった。
ずっと続けばいいのに。

こんな時間がずっと続けばどれだけ幸せなんだろうな。

でもそんな幸せを掴めるかは自分次第なんだよ。


自分を幸せにするのは自分しかいないんだ。

自分が自分の願いを叶えてあげないで、誰が叶えてくれるんだ。

黙って見てないで行動に移さなきゃな。


幸田クンには感謝しなきゃ。

今度何か奢ってやろう。
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