君へ。
七年にもおよぶアタシの初恋は、聞いた人からしたらどこでもありあそうな話。
でもゆうちゃんは真剣に聞いてくれた。そして話し終わった後、

「こころは一途やね」
って微笑んだ。


ちょっと照れながらもアタシは笑う。その頃からずっと行動を共にしたアタシたち。



今では何でも話せる親友なんだ。でもバカなアタシはいつもゆうちゃんに心配ばかりかける。
アタシもゆうちゃんの力になりたいのに…。

ゆうちゃんごめんね。


ゆうちゃんありがと。


ゆうちゃん大好き!



変な意味やないよ?(笑)
ただ困った事があったらいつでもアタシに話して欲しい。
頼りないけど、全力で力になるから。


そんな意味をこめて、ゆうちゃんに抱き着いた。


「わっ!こころ、どないしたん?アタシ抱き着かれるの嫌いなん知ってるやろ…?」


口は笑ってるのに目は笑ってない。怖いよ…。
ゆうちゃんは抱き着かれるのが嫌いらしぃ。ゆうちゃんいわく'きがわるい''うっとうしい'らしぃ…。アタシは安心するから好きだけどなぁ。
まぁ、相手によるけどな。(笑)



そんな事を思いながらゆうちゃんから離れる。
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