君へ。
「おうおう!お前らえぇ感じやないか!付き合え!!」

すでに酔いまくった仕事仲間のおっちゃんにかなり冷やかされる。

アタシはこういう冗談苦手だからどう返していいのか迷っていると、


「ハイハイ、もうオレらん事はいいからそっちで飲んでて下さい!」


藤本サンは笑いながら上手くおっちゃんを追い返した。


「ホンマうるさいよなー酔っ払いは!」



藤本サンはめっちゃ気さくで笑顔もかわいらしい。
髪の毛は短髪の茶色。身長はちょっと低めでアタシと同じくらい。
アタシの4つ上の22歳。


『あっはは!ですねー』

「そういえば梅田サンちょっと聞いたんやけど、ボードに興味あるんやって?」


『そぉなんですよ!ずーっとやってみたいと思ってて。でもウェアとか持ってないし』


「あーそうなんや!オレボード毎年行っとんやけどな?雪降ったら行かへん?教えたるで!」


『ホンマですか!?じゃあよろしくお願いします!』


「ボードめっちゃおもろいで!絶対はまる!」


そう無邪気に話す藤本サンをアタシは可愛いと思った。


それからアタシたちはいろいろ話した。
会話は止まる事なく楽しく過ごした。
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