君へ。
二次会のカラオケもめちゃくちゃ盛り上がる。


藤本サンは最初のテンションとは違いかなり酔っていた。

でも歌う藤本サンはかっこよくてしかも上手い。
歌の趣味も合ってまた話は盛り上がった。



とうとう深夜も過ぎ帰る時間。

藤本サンは爽やかにおつかれっしたー!と言って帰っていった。


今日一緒に飲んで気付いた事。



藤本サンは木田クンに似てる。
顔とかじゃなくて雰囲気というか、そぉゆうところ。


少なくとも今日一日でアタシから見た藤本サンの印象はかなり良かった。





…確か来週から日勤って言ってたな。楽しくなりそうだ。




今ならまだ引き返せた。

後戻り出来たし思い直す事も出来た。



でもこのころのアタシは弱ってた。
自分を守りたくて甘やかしてた。



楽な方に逃げたんだ。







そのせいで、自分の道をかなりややこしくしちゃったな。





自業自得ってやつだ。
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