君へ。
「あ…あー、やっぱり!やろうと思った。言ったやん!そん時は相談受けるって」



藤本サンはポンッとアタシの肩を叩きながら笑顔で話す。

その表情にアタシはホッとして笑顔になる。


『すいません。なんか恥ずかしくて』



「そんなん気にすんなやー!俺と梅田サンの仲やん?」

藤本サンはアタシの肩をポンポンしながら、で?と続けた。



『え?』


「だからーうまくいってんの?」




うまく?うまくは……いってないんかな。最近会えてないし、メールばかりでなんか…木田クンと会話してるって実感できない。

付き合ってないから…当たり前だけど。




アタシは自然と暗い顔になる。
それを察してか藤本サンは心配そうな顔で問いかけて来た。



「…あんまりって感じ?」

『…はい、そんなとこですかね』
アタシは笑いながら藤本サンを見た。
もちろん作り笑顔。


『メールしてるんですけど、なんか実感出来ないってゆうか…』


うんうんと頷きながら藤本サンは真剣にアタシの話を聞いてくれた。
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