君へ。

｢これとか可愛いやんこころー｣

ｱﾀｼは今仕事帰りにゆうちゃんと行きつけの服屋さんに来ている。

毎回来る度ホントに可愛い服がたくさんあって少し興奮気味だ。

あ、あれ可愛い…♪

これもいいなぁ。ちょっと高いけど仕方ないやんなー。


『！』
ｱﾀｼは一つの服を手に取る。

それはリアルに白黒で描かれたウサギの首に、赤いリボンが結んである絵がプリントされている裾が長めのカットソーだった。



『可愛い！』

その声に反応したゆうちゃんが服を手に取る。


｢これえぇやん！こころっぽい！｣

『ほんまに？』

ｱﾀｼはその言葉に機嫌が良くなる。


よしっ！この下にボーダーのタンク着て…下は確か買ってからまだ着てない焦げ茶色の裾が絞れるスカートにレギンス！

完璧っ！！



｢イメージかたまった？｣


『うん♪』


すぐに服を購入して店を出た。